「英語が聞き取れない」を解決しよう!5ステップのリスニング力アップ方法を伝授します

英語勉強法

「英語が聞き取れない」と悩んでいませんか?

TOEICや英検などの試験、ネイティブとの会話、海外ドラマを観るときなど、「もっと聞き取れていれば・・!」と思うことってありますよね。


かめちゃん
かめちゃん

私はイギリスに引っ越してすぐの頃、ネイティブに何度も聞き返して呆れられたりして、悔しい思いをしたことが何度もあります


そんな悔しい思いを糧に、リスニング力アップのため色々な方法を試しました。

ここでは、実際にリスニング力がアップした方法を5ステップで紹介します!
この記事を読んで順番に実践すれば、「英語が聞き取れない」という悩みを解決できます

一緒にがんばりましょう!


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ステップ1【英語をひたすら聞く】

これは初級のにおすすめの方法です。

とにかく英語を聞きまくる、ただそれだけ。簡単ですよね。
これならすぐにできそうじゃないですか?

(中級以上の人はステップ1を飛ばしてもらっても大丈夫です。)

ステップ1でやること

テレビでもパソコンでもスマホでも良いので、暇な時間に英語音声をとにかく流してください。
ただ流すだけ

TOEIC教材、YouTube、海外ドラマ、ニュース、ラジオ・・・
何でもかまいませんが、お手軽さと楽しさ重視でYouTube、映画、海外ドラマがおすすめです

スマホでYouTube流すだけで良いんです!簡単ですね。

とにかく四六時中英語を聞いて、脳に刻みこんでください。


題材探しの参考はこちら




本当に聞くだけでいいの?

英語が聞き取れない時、英語を受け取る耳ができていないのが理由の一つです。

英語を聞いていても脳が雑音として処理してしまうんですね。
雑音、ということは外の風や車の音と同じ扱いということです。
雑音は当然右から左へ流れていきます。

ステップ1は、「英語の音は必要なものだよ。ただの雑音じゃなくて言葉だよ」と脳に教えてあげる作業です。

英語を受け取る耳を作る段階なので、聞くだけでいいんです!


ステップ1の注意点

1 英語だけの音声を使うこと

聞き流し英語の教材にありがちな「日本語→英語、日本語→英語・・」となっているものは避けてください。

耳に英語を慣らす作業なので日本語は必要ありません

2 可能な限り日本語を排除すること

仕事や学校がある時間はもちろん難しいですが、家にいるときや休日は日本語のテレビや動画は観ない、など自分ができる範囲でルールを決めてやってみてください。

厳しすぎると挫折してしまうので、無理のない範囲で

3 聞き取ろうとしないこと

ステップ1の段階では、聞き取ろうとがんばらないでください。
わかるフレーズが時々聞き取れたらラッキー、くらいで大丈夫。

音に慣れることが目的です。
単語やフレーズなどの細かいところは後から勉強しましょう。



ステップ2【字幕を追いながら英語を聞く】

耳が慣れてきて、簡単な単語やフレーズがキャッチできるようになったら次のステップです。

ステップ1で耳を慣らしましたね。
次は「どの文字とどの音が対応しているか」を脳に教えてあげる段階です。

つまり、「アッポー」と聞こえた音は「apple」と対応しているらしい、「ディッジュー」と聞こえた音は「Did you」と対応しているらしい、と、音と文字の対応表を脳内に作るのです。

(ここでは便宜上カタカナで表現していますが、実際はカタカナで覚えないでくださいね。)

ステップ2でやること

英語を聞きながら字幕を追う、これだけです。
ステップ1で使ったような映画やドラマを観ながら、字幕を追うんです。

映画やドラマ、YouTubeで英語字幕を出して観るだけ。これまた簡単ですね。

題材は何でもかまいませんが、好きなものでないと続かないと思うのでお気に入りの映画やドラマ、YouTuberをぜひ見つけてみてください。



動画を観るだけで本当に効果があるの?

そもそも英語が聞き取れない理由は、単語やフレーズが会話の中でどう発音されるのか知らないから。

ステップ2を続けると、知っている単語や簡単な文章がはっきりと聞き取れるようになってきます。

単語帳やフレーズ集などで勉強していても、会話の中にまぎれると途端にわからなくなります。
単語帳やフレーズ集などは単文だったりアナウンサーのようなはっきりとした綺麗な発音だったりしますよね。

自然な会話ではそうはいきません。
早口だし、語尾は消えるし、相手とかぶるし、噛んだりもします。

ですので、単語やフレーズが会話の中でどんな風に繋がって、どんな風に音が消えて、どんなリズムになるのか、などを体に染みこませる必要があるんです。

ステップ2の方法は、負担無く簡単にこれを叶えます。


ステップ2の注意点

1 わからなくても止めない、調べない

動画を観る中で、意味がわからない単語やイディオムがたくさんあると思います。
この段階では放置しましょう。

音と文字の対応表を脳に刻むのが目的です。
意味が分からなくても止めない、これが大事です。

2 動画を使う

TOEIC教材やラジオニュースなどの音声だけのものはここでは避けてください

なぜかというと、内容がわからなすぎた時に飽きるからです。
動画だったら視覚情報があるので、よほど複雑なものでない限りだいたいの展開が理解できます。

内容がわかれば楽しめますよね。

取り組むハードルが低いこと、楽しめるものであること、飽きないこと、これらは継続のために不可欠です。

3 文法をある程度勉強する

このステップでは基本的に字幕を追うだけなのですが、あまりにも文法がわかっていないと効果が薄れてしまいます。

中学英語の文法が怪しい人は、この段階で一度さらっと復習しておきましょう。

4 意識して字幕を追う

動画を観るときは、必ず字幕を追ってください

ついていけなくても気にしない、そのうちわかるようになります。
今は目で字幕を追うことが大切です。

この音とこの単語が対応しているんだな」と意識しながら字幕を追いかけましょう。



ステップ3【発音の練習をする】

ステップ2を続けていると、ある時ふと「あれ、前より聞き取れるぞ」という瞬間が訪れます。少しでも成長を感じたら次のステップです。

カタカナで発音している人は、この段階で正しい発音を勉強しなおしましょう

(発音に自信がある人はステップ3を飛ばして大丈夫です)

ステップ3でやること

発音記号と口の形を覚えて練習し、正しい発音を身につけましょう。

教材は何でもかまいません。
YouTubeで無料レッスンをしている人もいますし、本屋さんにもたくさん売られています。

英語には母音だけでも23種類あるとされています。
それらすべてを理解することが、リスニング力アップにつながります。


どうしてリスニング力アップに発音の練習が必要なの?

自分で発音できない音は聞き取れない、と言われているからです。

ネイティブのような発音じゃなくていいので、カタカナ発音は脱してください

カタカナ発音しかできない人は語尾のTやSなどの子音が聞き取れませんし、LとRの区別もつきません。

例えば、「S」を「ス」だと思っている人は、英語の「S」という歯の間から空気が漏れるだけの音を認識できませんし、「LO」も「RO」も「ロ」だと思っている人にとって「Lock」と「Rock」はどちらも同じ「ロック」です。
区別できないんですね。

完璧でなくて良いので、母音・子音の種類、口の形、発音方法を勉強して練習しましょう。

英語を聞き取れるようになるために、少しでもカタカナ発音から離れてください



ステップ4【ディクテーションをする】

ここまでくると、英語の音がだいぶ体に染みこんでいるはずです。

次は、意味を理解して細部まで聞き取る練習をしていきます。

ステップ4でやること

ディクテーションをやりましょう!
このディクテーションという方法、とても有名なので知っている人も多いかと思います。

音声を聞いて、それを書き取っていく、という勉強法です。

正直、ディクテーションって時間もかかるしめんどくさい。
でも、とんでもなく効果が高いのでめちゃくちゃオススメです

今まで聞き取れなかった英語の文章が聞き取れるようになる快感、感じたくないですか?

めんどくさい、をちょっとだけ我慢してやってみましょう。


具体的な方法は次の記事にまとめています!



ステップ4の注意点

1 簡単で短い題材を使う

長くても5分くらいの、ごくごく簡単なものを使ってください。

子供向けのアニメとか、BBCが無料でやっている初心者向けラジオ講座なんかがオススメです。

日本で売っている教材だと、ダイアローグ1200が断トツでオススメです。

挫折する人にありがちなのが、自分のレベルより難易度がはるかに高い題材を使ってしまうことです。
TEDとか好きな人も多いですよね。映画でいうとハリーポッターとか。

でも、初級~中級者のディクテーションには向きません。
もっともっと教材のレベルを落としてください

2 完璧じゃなくていい

最初の段階で完璧に聞き取ろうとすると、絶対に途中で嫌になります。

めんどくさい、わからない、つまんない、そんな感情が出てきたら一旦そこで止めましょう

100%を目指さなくても大丈夫。
100%を目指して挫折するなら、60%で長く続ける方が良いに決まってます。
楽しく、ラフに続けましょう。

ディクテーションを続けていくと、聞き取れる単語や文章がどんどん増えていきます。

一度覚えた文章が別の場所で出てくると感動しますよ。
「あ、この前アニメで覚えたところだ!聞き取れるようになってる!!」って。



ステップ5【音読して録音する】

さて、ここまでは英語を聞くのが中心でしたね。
最後のステップでは、自分で声に出して音読します。

スピーキングの練習にもなるので、じっくり取り組んでいきましょう。

ステップ5でやること

ステップ4でディクテーションをした題材を音読してみましょう
音声を何度も聞いて真似してください。

その後、スマホやボイスレコーダーで自分の声を録音して、どこが違うのかなどを確認します。

そっくりに読めるようになれば、その文はもうあなたのものです。
どこで出会っても聞き取れるようになりますよ。


音読・録音の手順

1 メモを取る 

スクリプトを用意します。
音声を聞きながら、単語がつながる部分や文章が切れるところにメモをしていきましょう。
音読するときのヒントになります。


2 音読してみる

書き込んだメモにしたがって5~10回ほど自力で音読しましょう。


3 音声と同時に音読する

音声を流しながら、かぶせるように同時に音読してみます。
思ったより早かったりして口がまわらないこともあります。
どこがずれているかを確認しながら、真似できるようになるまで練習してください。


4 録音して聞いてみる

音読している自分の声をボイスレコーダーで録音して、聞いてみてください。
「この辺ごまかしてるな」とか、「THの発音が苦手なんだな」とか、細かい部分がわかってきます。


5 3~4を繰り返して納得いくまで練習

そっくりに真似できるようになったな、と思うまで練習しましょう。


ステップ5でやる音読は、リスニング力アップにはもちろん、発音の改善やスピーキング力アップにもとても効果的です!

ちょっと面倒かもしれませんが、そのぶん効果はすごく高いです。

英語が聞き取れない、と悩んでいる人は、ぜひぜひ!やってみてください。



まとめ

英語が聞き取れない、という悩みを解決するために、5ステップのリスニング力アップ方法を紹介しました。

ステップ1 英語をひたすら聞く
ステップ2 字幕を追いながら英語を聞く
ステップ3 発音を学ぶ
ステップ4 ディクテーション
ステップ5 音読して録音する

ステップを飛ばしても、同時進行しても大丈夫です。

気分が乗らない時は海外ドラマを流すだけ、やる気があるときはちょっと難しいディテーションをしてみる、など、自由にアレンジしてくださいね。

とにかく、今できることから始めてみましょう。
何もしないよりは必ず前進しています!

練習を少しずつ積み上げていけば、気づいたら英語を聞き取れるようになっていますよ。


文法も身に付けたい人はこの記事も参考にしてくださいね!




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